筋トレとアミノ酸は親戚を越え、もはや“家族”
「筋トレとアミノ酸に関係なんてあるの?」と思ってしまった方はまだまだ、ダイエットについて多くを学ぶ必要があると言えそうです。筋トレとアミノ酸は大きな関係、それも密接な関係にあるのです。そもそも、ダイエットに筋トレはいらない、なんて思っている人はもっと勉強が必要です。ダイエットに成功するには筋トレが必要になってくるからです。事実、ダイエット目的でジムに通う場合、トレーナーさんは必ず、筋トレをするように指示をしてきます。これは筋トレとダイエットがかなり深い関係にあるからです。まずはこのことから学びましょう。
筋肉は脂肪を燃やす大きな役割をもつ
忘れはいけないのは、筋肉には脂肪の燃焼をサポートする働きがあるということです。実際、筋肉量の多い人ほど少しの運動でも減量に成功できたりします。筋肉量が多いと基礎代謝が上がるので痩せやすくなる、という仕組みがそこにはあるのです。基礎代謝は市販の体組成計で計測することができますので、まずは計ってみることが大事です。
年齢別の1日の基礎代謝の平均値はこちらです。
年齢 |
男性の基礎代謝平均 |
女性の基礎代謝平均 |
15〜17歳 |
1610Kcal |
1300Kcal |
18〜29歳 |
1550Kcal |
1210Kcal |
30〜49歳 |
1500Kcal |
1170Kcal |
50〜69歳 |
1350Kcal |
1110Kcal |
こんな話をするとイメージがつかみやすいかもしれません。スポーツ選手が現役時代に痩せていたのに引退をすると太るということがよくありますよね?あれは引退後に動く量が少なくなったことよりも、トレーニングをしなくなり筋力が減ったことで代謝が悪くなり、体が太りやすくなってしまった、ということが太った原因となっていたりするのです。現役時代よりも食事の量は減りますから、それなりにトレーニングさえ続けけていれば、同じ体型をキープできるのに本当にもったいない話です。
ダイエット中でも筋トレをしないとダメ
筋肉量が多い人ほど痩せやすい体質になれるわけですから、ダイエット中に筋トレをしないわけにはいきません。ただ、筋トレにはダイエット用の筋トレと筋肥大用の筋肥大の2種類ありますので、ダイエット目的であれば前者の筋トレをしないといけません。
ダイエット用の筋トレとは、低負荷多回数の筋トレ方法のことです。
- 筋肥大のトレーニング
ダンベル10kg×8回を3セット行うのが限界
- ダイエット用の筋トレ
ダンベル8kg×12〜15回3セットを息を切らさずにできる
低負荷多回数の筋トレをすれば筋肉が強くなるので、太くなったりする心配もありません。そもそも筋肥大はそんなにカンタンなものではないので、「筋トレをする太くなるから嫌だ」なんて心配はしなくても大丈夫です。
アミノ酸は筋肉を修復する働きがある
アミノ酸の話をしているところでしたね。注目したいのは、アミノ酸に筋肉を修復する働きがあるということです。筋肉は運動によって傷つくもので、修復してあげないと筋肉痛の原因となったりします。また、筋肉は修復してこそ強くなったり、大きくなったりするものなのです。そこでアミノ酸が活躍するわけです。筋肉疲労の回復は体の疲労感の軽減にもつながるので、アミノ酸は疲労回復の一面でも注目されている成分なのです。